紅沿河原子力発電所5、6号機に建設承認

2015年3月19日

 中国の国務院は10日、国営新華社通信の記事をウェブサイト上に掲載し、中国広核集団有限公司(CGN)が国家発展改革委員会から紅沿河原子力発電所5、6号機(各PWR、百万kW)の建設承認を受けたことを明らかにした。
 中国は福島第一原発事故直後、原子炉新設計画の承認停止など暫定的に慎重な対応を取っていたが、2012年秋には審査・承認の再開を決定。その後、中国核工業集団公司(CNNC)の田湾3、4号機や福清4号機などが着工した。
 遼寧省の紅沿河5、6号機は同原発Ⅱ期工事にあたり、昨年8月に国務院が東北地方振興を支援する重大施策の一つとして着工する見解を表明。CGNが2011年以降に建設承認を受けた計画としては初めてのもので、実際の着工までには国家核安全局(NNSA)の建設許可が必要になる。【後略】
(3月19日付号掲載)