韓国:新ハヌル2号機の原子炉容器設置

2015年4月10日

 韓国水力・原子力会社(KHNP)は4月6日、新ハヌル原子力発電所建設サイトで2号機の原子炉容器の設置作業が完了したと発表した。同炉は同じく建設中の1号機とともに、アラブ首長国連邦(UAE)のバラカ発電所用に輸出した出力140万kWの改良型PWR(APR1400)と同設計。1、2号機はそれぞれ、2017年4月と2018年4月に完成する予定である。

 斗山重工業製の原子炉容器は重さ415トン、直径4.6メートル、高さ14.8メートルで、5階建てアパートに匹敵する大きさ。設置完了記念式典にはKHNP社社長のほかに、通商産業資源部のエネルギー資源室長や建設関係者など150名あまりが参加した。今後は機械工事と電気工事が本格化する見通しだ。

 新ハヌル発電所では、後続の3、4号機でもAPR1400を採用予定。また、建設中の新古里3、4号機もAPR1400を採用しているほか、計画中の同5、6号機もAPR1400になるとしている。

©KHNP

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