GNF社、BWR用の次世代燃料集合体設計「GNF3」を発表

2015年5月18日

GNF3 ©GNF

        GNF3 ©GNF

 BWR用燃料サプライヤーのグローバル・ニュークリア・フュエル(GNF)社は5月13日、同社の先進技術と革新的な設計変更により開発したという次世代燃料集合体「GNF3」を発表した。

 同社がこれまでに開発した「GNF2」の高い信頼性を維持しつつ、燃料の経済性や運転中の性能と柔軟性で改善を図ったと強調。炉心からより多くのエネルギーを抽出できるなど、事業者にとっては燃料サイクル全体のコスト削減が可能になるとしている。

 同設計はまた、腐食への耐性が高いほか構造も頑丈だとGNF社は指摘した。すでに米国リバーベンドとラサール両原子力発電所に先行して4体ずつ装荷済みで、2018年までにはフルに装荷される予定。GNF3の製造は、GE社が日立・東芝との合弁でGNF社を運営している関係上、米ノースカロライナ州にあるGE社のウィルミントン施設で行うとしている。