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ユッカマウンテン計画 申請取下げで打ち切りが確定

2010年3月17日

 米エネルギー省(DOE)は3日、審査段階にあったユッカマウンテン放射性廃棄物処分場建設計画の認可申請を「確定力のある決定」として取り下げるため、手続き申請書を米原子力規制委員会(NRC)に提出した。


 原子力産業界が継続審議と復活に一縷(いちる)の望みをつないでいた同計画も、ついに息の根を止められた形。DOEのチュー長官は同日、下院・科学技術委員会で、「代替案が策定されるまでの間、廃棄物は少なくとも50年間、発電所サイトで乾式貯蔵が可能だ」と説明している。約20年間と100億円以上を費やした同計画に替えて、新たな方策やサイトが決まるまで、産業界はさらなる忍耐を強いられることになった。


 その一方で同長官は、「ユッカマウンテン計画の打ち切りは原子力の利用拡大に向けたDOEの努力に何ら影響を及ぼすものではない」と明言しており、原子炉の新設を重要政策とするオバマ政権の方針を改めて強調している。


 


(写真は、ユッカマウンテンのメイン・トンネル)

ユッカマウンテン計画 申請取下げで打ち切りが確定