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(中国−カナダ)カメコ社、中国に長期ウラン供給へ

2010年7月1日




世界2位のウラン生産会社であるカメコ社(カナダ)は、今後10年間にわたって2,300万ポンドの酸化ウランを中国原子能工業公司(CNEIC)に供給すると発表した。さらにカメコ社は、中国広東核電集団有限公司(CGNPC)とも戦略的長期協力を進めている。


CNEICは、運転中の原子力発電所7基と建設中9基を所有する巨大企業である中国核工業集団公司(CNNC)の子会社である。CNNCはまた、運転中の原子力発電所4基と建設中13基を所有するCGNPCの主要株主でもある。これら関係会社全体で、現在900kWの原子力発電所を運転中であるが、2030年には16,000kWに拡大する計画である。


今回のCNEICへのウラン供給に関して、カメコ社のJ.グランデイCEOは、「世界で最も高い伸びのウラン市場に積極的に参入していく」とし、CGNPCとの関係については「長期の協力関係を構築していきたい」と述べた。さらに、同CEOは、「2018年までにはウランの生産量を2倍にしていく」と付言した。


カナダと中国間でのウラン貿易は規制がかかっており、カメコ社は他国からウランを調達することになる。同社は、カナダ以外では米国、カザフスタンでウラン鉱山を持っている。


中国の会社は現在まで、長期のウラン供給契約の締結は禁止されており、スポット市場からの調達に合わせてウラン鉱山株の保有で補完していた。


CNNCは、年間430万ポンドの酸化ウランを必要としており、今回のカメコ社との契約はほぼ5年分のウラン需要に相当する。しかし、契約が終了する2020年迄に、CNNCの原子力発電規模は現在の3倍以上になるうえ、新規炉の初装荷炉心には取替燃料の2倍以上の燃料が必要である。



2010625日付WNN)


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