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イランのブシェール原発 燃料を搬入、年内起動へ

2010年8月24日

ロシアの原子力総合企業であるロスアトム社は21日、国際原子力機関(IAEA)の査察官による監視の下で、イランのブシェール原子力発電所(=写真)建屋内に初装荷燃料を搬入したと発表した。同炉では昨年2月末にダミー燃料を使った通水試験など起動準備段階に入っていたが、ウラン濃縮施設建設を巡る核兵器開発疑惑などにより、ロシアが2007に納入した新燃料はIAEAが封印していた。イランはすでに同炉からの使用済み燃料をロシアに返還することを約束。米国務省も今月17日、同発電所は平和利用目的であり濃縮活動とは無関係との考えを表明したことなどから、同炉の起動につながったと見られている。同炉は今後、年末までに発電段階に入る計画だが、イラン側では同炉への十分な燃料供給を将来的に確保していくためにも、国内の濃縮施設開発は継続する方針だ。

イランのブシェール原発 燃料を搬入、年内起動へ