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中国 原子力開発計画で 新規計画承認に慎重期す

2011年3月28日

中国の温家宝首相は16日、自らが議長を務める国務院常務会議で、原子力発電所新設プロジェクトに対する承認を暫定的に停止するなど、国内原子力発電開発計画に慎重を期す方針を打ち出した。


東京電力の福島第一原子力発電所事故を重く受け止めた上での措置だが、中国環境保護省の張力牢副大臣は12日の全国人民代表大会後の記者会見で、「福島事故の教訓は中国の原子力発電開発戦略や計画の中でしっかり吸収し、学ぶつもりだが、開発計画における我が国の決定が変更されることはない」と発言。拡大に向けた基本路線に大きな変更はないと見られている。


同事故による中国国内の影響について、国務院常務会議は国家核安全局による環境モニタリングの結果、異常な放射線影響は発見されなかったこと、国内で稼働する原子炉もすべて、安全な状態にあることを確認した。