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イタリア 原子力の新設 条項を無効に

2011年5月8日

イタリアのS.ベルルスコーニ政権は19日、同国で原子力発電所を建設するための条項を無効とする法案を議会上院に提出した。


福島原発事故によって増幅された国民の懸念に配慮した形。一部の反対派が「6月に実施予定だった原子力復活法の撤回に関する国民投票を無効にするためのごまかしだ」として警戒する一方、産業界ではこの修正が原子力復活の無期限凍結につながり、少なくとも現政権下で原子力発電を復活させることは出来なくなると危惧している。


今回、経済開発省が公表した資料は「福島原発事故がすべてを変えてしまった」との一文で始まる。政府はエネルギー源多様化と供給保証のための新たな方策を特定し、再生可能エネルギーなどクリーン・エネルギーを生産する最良の技術を駆使していくと明言。今後20年間の新たなエネルギー戦略を秋頃までに策定するとしている。