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ユッカ処分場計画 年度末で活動を終了 米原子力規制委が指示

2011年9月22日

米原子力規制委員会(NRC)は13日、米エネルギー省(DOE)によるユッカマウンテン放射性廃棄物処分場計画の許認可申請について、3種類の技術評価報告書の最後の1つを発行した。


2011会計年度が今月30日で終了するため、NRCではこれをもって同申請の審査活動は予算の制約によりすべて終了するとしており、同計画の安全性に関する結論を出さないまま、25年以上にわたった審査手続き関連の情報すべてについて保存措置が取られることになった。


また、ネバダ州で賃貸確保していた公聴会用の施設や設備などがすべて解約となるほか、コンピュータといった機材もNRCの別支部に移送、ネット上の関連文書サービスも閉鎖となる。


オバマ政権によるユッカマウンテン計画中止の方針にともない、DOEは2010年3月に同計画の許認可申請を取り下げる申請をNRCに提出した。しかし、NRCの原子力安全・許認可委員会(ASLB)は同年6月、この取り下げ申請を認めないとの裁定を下しており、これに対するNRC委員4名の判断は賛否同数に分かれている。


このため、委員長を含めた委員5名は今月9日にこの件に関する「覚書と指示」を作成。ASLB裁定に関する経緯を明記するとともに、本会計年度の終了に伴い、ペンディング事項も含めて同申請に関わる管理活動のすべてを終了するようASLBに指示していた。


ネバダ州のユッカマウンテン

ユッカ処分場計画 年度末で活動を終了 米原子力規制委が指示