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2設計に暫定承認発給 英国 新設計画の事前設計審査で

2012年1月2日

英国保健安全執行部(HSE)の原子力規制機関(ONR)は12月14日、原子力新設計画の事前設計承認手続きである包括的設計審査(GDA)において、ウェスチングハウス(WH)社のAP1000および仏アレバ社の欧州加圧水型炉(EPR)に暫定的な設計容認確認書(iDAC)を発給した。同日、環境省(EA)も両設計の環境面での影響について、暫定設計容認声明書(iSoDA)を発給。新設計画で採用が許される候補設計の安全性に関する評価として2007年7月に開始されたGDAは、約60名の専門家による4年半の作業を経ていよいよ最終段階に到達した。

今回、暫定認可とともにONRが公表したのは、認可発給に至った根拠を概説する報告書のほかに技術評価報告書。さらに、両設計で未だ解決されていない安全面および環境面での問題点について、両メーカーの取り組み計画を示した文書などだ。暫定認可は、これらすべてが解決可能とONRとEAが判断したことから発給されたが、両機関とも「解決するまでは、いかなる原子炉も英国で建設することはできない」と言明。正式承認となる最終DACと最終SoDA取得に向けて、両メーカーにさらなる努力を促した。

仏アレバ社のEPR設計モデル(=写真左)、WH社のAP1000設計モデル(=写真右)

2設計に暫定承認発給 英国 新設計画の事前設計審査で