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RI生産の代替炉計画 オランダの内閣が承認

2012年1月27日

オランダの経済・農業・イノベーション省は20日、ペッテンにある高中性子束炉(HFR)の後継炉として検討されているパラス炉建設計画を、同国の内閣が承認したと発表した。

同国で医療用放射性同位体(RI)を製造している「原子力研究コンサルタント・グループ(NRG)」が伝えたもので、核医学検査に不可欠なテクネチウム製品を供給可能なパラス炉建設に向けて重要な条件が整ったと評価。今後はパラス炉の設計入札で専門企業を手始めとして招聘するほか、許認可に関する手続きを開始するとしている。

現在、世界の医療用RI需要の2割を賄うペッテン炉は、既に稼働開始から50年が経過。NRGでは熱出力4.5万kWのタンク型原子炉となるパラス炉を2015年以降に完成させる予定で、04年からデルフト工科大その他の協力を得つつ建設準備を開始し、09年には環境影響声明書の開始前通知を政府に提出していた。