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世界最古、44年間稼働 英国オールドベリー1を閉鎖

2012年3月12日

稼働中原子炉の中では世界最古だった英国のオールドベリー原子力発電所(=写真)の1号機(GCR、23万kW)が2月29日に44年間の営業運転に終止符を打った。

世界の原子力発電開発の歴史の中でもパイオニア的存在であるコールダーホール型(マグノックス)炉をベースに、同発電所の双子ユニットが運開したのは1967年8月のこと。大戦後、英国では天然ウランを燃料とするこれらの黒鉛減速、炭酸ガス冷却方式の原子炉が11サイト・26基建設され、オールドベリー原発は初めて商業規模の運転を開始した。

その閉鎖により、11サイト中、すでに10サイト・24基のGCRが閉鎖されたことになり、残すはアングルシー島にあるウィルファ発電所の2基(各56.5万kW)のみ。しかし、ガス炉路線を変更せずに原子力開発を続けた英国では、現在もGCRを改良したAGRが主流で、7サイト・14基が稼働中。軽水炉はサイズウェルBの1基(125万kW、PWR)だけである。

世界最古、44年間稼働 英国オールドベリー1を閉鎖