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SMR開発支援に4.5億ドル 米オバマ政権の重要エネ戦略

2012年3月29日

米エネルギー省(DOE)は22日、米国製・小型モジュール式原子炉(SMR)の開発と商業化促進のため、連邦政府は4億5000万ドルの財政支援を提供すると発表した。オバマ政権のエネルギー戦略における重要施策の1つとして、5年計画で2つのSMR設計のエンジニアリング、設計認証および許認可を支援していくのが目的。新興国等の原子力導入計画でロシアや韓国が積極的に受注攻勢をかけるなど海外展開に本腰を入れるなか、米国も独自に開発・製造したSMRで輸出の機会を得るとともに、世界のクリーン・エネルギー・レースにおける競争力強化に力を入れるとしている。

この日、オハイオ州立大に赴いたオバマ大統領は、米国が総力を挙げて推進すべきエネルギー戦略について演説。その中で、風力や太陽光などのほかに「我々は一層小型で安全、クリーンで安い次世代原子炉を建設できる」と指摘した。DOEのS.チュー長官も、SMR開発への支援等を通じて国内の原子力産業を復活させ、米国を先進的な原子力技術・製造のリーダーとすべく、民間企業と協力していくとの抱負を述べた。

<後略>