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ECがストレステストで最終報告 「追加の安全性改善が必要」

2012年10月11日

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会(EC)は4日、EU域内で稼働する全商業炉の安全裕度について昨年から実施していたストレステストに関する欧州理事会および欧州議会への正式な連絡文書(最終報告書)を公開した。域内原子力発電所の安全レベルは概して高いとする一方、ほとんどすべての原子炉に対し、さらなる安全性改善に直ちに取り組むよう勧告。「加盟各国の安全当局は1基の原子炉も閉鎖するに及ばないと結論付けたが、国際原子力機関の安全基準や国際的な良慣行のすべてが全加盟国で適用されているわけではない」とし、今後、勧告の実施状況を綿密にフォローするとともに、欧州全体の原子力安全向上で法的措置を提案していくとの考えを表明した。また、追加の安全性改善策で「1基当たり3000万〜2億ユーロが必要」としており、132基の総コストは100億〜250億ユーロにのぼるとの試算結果を示している。

<後略>

最終報告を取りまとめたECのG.エッティンガー・エネルギー委員

ECがストレステストで最終報告 「追加の安全性改善が必要」