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洪水対策の改善を指示 米規制委 ドレスデン原発で

2012年11月8日

米原子力規制委員会(NRC)は1日、イリノイ州で稼働するドレスデン原子力発電所(BWR2基、各91.2万kW)における洪水対応計画について、同委の懸念事項に鋭意取り組むよう所有者のエクセロン社に書簡で指示した。福島事故後に行われた短期タスクフォース審査への対応の一環として、最悪の洪水に際しても冷却ポンプを作動させ、洪水の瓦礫から機器を守るため、30日以内に取り組み方針を示すよう求めている。

ドレスデン原発の2基は福島と同じマーク?型の格納容器を保有。福島事故に伴い、NRCが同原発で最近実施した検査では複数の懸念分野が特定されたが、その中で問題となったのが、最も過酷な気象学的と水理学的条件が組み合わさった際に想定される最大レベルの洪水、「最大推定洪水」だ。

こうした条件がこの地域で発生したことは一度もなく、これからもほとんど起こり得ないと考えられるため、NRCは同原発での洪水対応計画が緊急を要する安全問題とは捉えていない。このため、ドレスデンの対応計画は同原発が福島事故に則した安全基準を満たしていることをNRCが保証するため、追加で情報提供する分野という位置付けになる。

<後略>