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「線量基準に理解を」 日本学術会議 国民の混乱を憂慮し声明 「最も厳しいレベル採用」と強調

2011年6月23日

日本を代表する科学者の組織である日本学術会議(金澤一郎会長)は17日、福島第一原子力発電所事故による放射線影響について、科学者の間からさまざまな意見が出されていることによって、国民が戸惑っていることを憂慮しているとして、「放射線防護の対策を正しく理解するために」と題する会長談話を発表した。


談話では、国際放射線防護委員会(ICRP)が事故直後の3月21日に日本に向けて発した声明(=下段に同訳)について、「その内容が十分に理解されていない状況が続いている」と危惧し、「国民の皆さんの理解が進むことを願って、改めて見解を出すことにした」としている。


会長談話では、ICRPが定めた放射線防護の考え方は、多くの科学者の異なった意見を取りまとめたものであり、これまで世界各国で採用され、日本政府もこれによって施策を進めている、として、世界で最も権威ある放射線防護の基準を提案し、各国が国内規制に取り入れていることを紹介。