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JEMA加速器報告 アジアが追い上げ 産業育成を視野に研究を

2010年8月24日

日本電機工業会(JEMA)は、このほど「北米並びにアジアにおける加速器の普及状況と将来展望調査報告書」を取りまとめた。文献調査に加え、米国、中国、韓国に関しては、それぞれの国の政府機関、公的研究機関、加速器業界関係者へのインタビュー調査も実施した。


報告書では、(1)米国は、今後も加速器における重要な市場であり、新規技術の産業化が注目される(2)中国は、今後大幅に加速器市場が拡大し、同国の加速器メーカーも確実に技術力と生産力を向上させていくと見込まれる(3)韓国は、政府が加速器の産業応用の推進に力を入れており、国家プロジェクトをきっかけに有力加速器メーカーが出現する可能性もある(4)アジア諸国・地域では、各国とも国立研究機関を中心に研究開発を行っている段階で、これらの国々との協力体制の構築がアジア地域の加速器産業の発展に有意義なものとなる可能性がある(5)日本の加速器関連の研究開発は、世界において重要な役割を果たしてきたが、加速器市場の発展には産業育成を意識した施策の充実も重要――との結果がまとめられている。