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保安院 時間管理から状態監視へ 運転中保全の検討推進

2011年1月6日

原子力安全・保安院では、原子力発電所の運転中保全(オンラインメンテナンス)の実施に向けた検討を進めている。


新検査制度に基づいた保全活動の取組の中で、事業者は、(1)保全の実施時期の柔軟化(2)作業付加平準化・作業輻輳の回避――の考えから、今後、運転中保全の順次導入を求めている。一方、昨年に閣議決定されたエネルギー基本計画においても、設備利用率向上の取組として、運転中保全の順次開始がうたわれている。


これまでの保全では、保安規定における運転制限条件の対象機器(LCO対象機器)の点検を、定期検査時に限定し、時間管理による分解点検を実施してきたが、今後は、機器にとって最適な頻度で点検を実施することから、状態監視を拡充し、劣化の兆候を早期に発見するとともに、劣化の兆候が発見された場合に速やかに対応できるようにする。例えば、BWRの非常用ガス処理系では、プラント運転中と比較し、プラント停止中の方が、事故発生の際の被ばく線量の観点から、影響が大きいといった解析結果から、プラント運転サイクルで考えた場合、運転中メンテナンスを行うことが合理的などと電気事業連合会は説明している。