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大綱策定会議 議論の進め方審議 長期、国際的視点も重要

2011年1月21日

原子力委員会は14日、第2回新大綱策定会議を東京・大手町で開催した。


前回欠席していた田中明彦・東京大学院情報学環・東洋文化研究所教授は、国力の観点から原子力を(1)エネルギー供給の基盤(2)技術の牽引役(3)核不拡散を通じての国際政治への関与――と捉えていきたいとした。


近藤議長が今後の同会議での議論の進め方について説明。前回の会議で各委員から挙げられた意見をもとに、(1)エネルギーと原子力発電(2)核燃料サイクル(軽水炉サイクル/高速増殖炉サイクル/放射性廃棄物の処理・処分)(3)放射線利用(4)原子力研究開発の推進(5)安全確保、平和利用、核セキュリティ(6)国際的取組の推進(7)原子力と国民・地域社会との共生(8)人材の育成・確保――の各項目について会議1回あたり2つ程度のテーマを議論し、最後に「議論のまとめ」を作成するとした。「国内だけの議論でなく、世界的な視野で議論すべき」「今後10年だけでなく、100年単位を見通した上で議論すべき」「議論の順番を変えるべき」などの意見が出たが、各回のテーマにとどまらない共通的事項も適宜議論していくと補足された。