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19日にコスト検証委報告取りまとめ

2011年12月15日

1面本文から続く(=写真はコスト検証委で挨拶する石田副大臣)

コスト試算の結果、原子力の発電コストは、割引率3%、設備利用率70%、稼働年数40年の条件では、1kWh当たり8.9円となったもの。ただこれは、福島事故が完全には収束していないため、除染費用など損害額も今後も増大する可能性があるとして、「下限の数字」としている。

内訳は資本費2.5円(04年試算比、0.2円増)、運転維持費3.1円(同1.0円増)、核燃料サイクル費用1.4円(同0.1円減)、今回これに加えて福島事故後の追加的安全対策0.2円、政策経費1.1円、事故リスク対応費用「0.5円以上」となっている。

運転維持費は修繕費増や人件費もやや増加している。核燃料サイクルは六か所再処理工場の操業が遅れており、現状ベースでの「使用済み燃料の半分を20年貯蔵後に再処理し、残り半分は50年貯蔵後、再処理する」というモデルの場合で、割引率がゼロ%以外では再処理が遅延した分、若干安くなっている。使用済み燃料を再処理せず全量直接処分するとした場合は、即再処理の場合より、約1円程度安いと見積もった。

19日にコスト検証委報告取りまとめ