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新大綱策定会議、サイクル技術の検討結果 「長期的にはFBR有用」 MOX燃料利用は実用化段階

2012年3月1日

原子力委員会の新大綱策定会議は2月28日、核燃料サイクル検討の「第1ステップ」のまとめとして、技術選択肢に関する評価結果の報告を同委小委員会より受けた。小委員会では年明けより、ウラン―プルトニウム体系を中心に、ワンススルー、MOX燃料リサイクル、高速増殖炉サイクル(FBR)等、核燃料サイクルの5つの技術選択肢について、安全性、資源有効利用、経済性、核不拡散・セキュリティ、廃棄物といった視点を「評価軸」に検討を進め、このほど、今後20〜30年を見通した場合、実用化段階にあるのは、MOX燃料リサイクルとワンススルーで、それ以降の長期的な選択肢としては、FBRが最も優れた特徴を有するなどと結論付けた。

「第1ステップ」のまとめで、軽水炉で発電し使用済み燃料再処理を繰り返す「LWR―リサイクル」の選択肢については、リサイクルの限界を見込むべきといった意見から、「LWR―多重リサイクル」と名称を替えた他、「評価軸」としては、技術成立性を加えて、研究開発段階から、経済的実証を経て、実用化に至るまでの「時間軸」も示唆して、続く「第2ステップ」以降の議論へつなげていくこととした。