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福島第一・中長期ロードマップ状況 「冷温停止状態を維持」

2012年3月1日

福島第一原子力発電所1〜4号機の廃止措置実施の中核となる「政府・東京電力中長期対策会議」は2月27日の「運営会議」で、中長期ロードマップの進捗状況を取りまとめた。

中長期ロードマップは、福島第一1〜4号機の安定状態達成以降、続く廃止措置に向けて、時期的目標、作業工程を進める判断ポイント、実施体制などを取りまとめたもので、政府が責任を持って遂行する考えから、経済産業相と原発事故担当相を共同議長とする「政府・東京電力中長期対策会議」のもと、「運営会議」で進捗管理が行われる。

今回、取りまとめられた進捗状況では、2号機原子炉圧力底部温度で一時、計測値に上昇がみられたものの、温度計の故障が原因と判明、1〜3号機の原子炉圧力底部温度は2月26日現在、いずれも安定しているほか、格納容器内圧力や格納容器からの放射性物質の放出量等のパラメータについても有意な変動はなく、「総合的に冷温停止状態を維持」としている。

今後の取組としては、2号機で、前回1月の実施に続く2回目の原子炉格納容器内部調査を計画しており、滞留水の水位・水温を確認し、原子炉設備の安定冷却が維持されていることを再確認するほか、新たにPCV内雰囲気線量を測定、今後の取組に資する基礎データを取得し、調査結果を踏まえ、1、3号機の内部調査も計画していくこととしている。

遠隔操作ロボット「クインス」

福島第一・中長期ロードマップ状況 「冷温停止状態を維持」