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超電導コイル高性能化 重粒子線治療装置など 東芝、製造技術を開発 小型化や省エネに期待

2013年9月19日

東芝は17日、4〜5mm幅のテープ形状のイットリウム(Y)系高温超電導線を、3次元形状に自動で巻線可能な製造技術を開発した(写真は鞍型コイル)。

重粒子線がん治療装置で使用される炭素イオン用加速器の偏向マグネット向けを想定し、世界で初めて全長400mmの鞍型コイルを製作し、設計通り0.1テスラの磁場を発生することを実証した。

MRI等で実用化されている低温超電導機器は、液体ヘリウム温度(マイナス269度C)に冷却して使用する必要があるが、高温超電導技術は、液体窒素温度(マイナス196度C)で利用することができる。Y系高温超電導線は、セラミクス膜で構成されているため、3次元形状のコイルを実規模で製造することが困難だった。

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超電導コイル高性能化 重粒子線治療装置など 東芝、製造技術を開発 小型化や省エネに期待