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「汚染水対策で地盤改良へ」

2014年2月4日

資源エネルギー庁は1月30日、福島第一原子力発電所の廃止措置状況を発表した。11月より開始された4号機使用済み燃料プールからの燃料取り出し作業は、1533体中、242体(うち使用済み燃料220体、新燃料22体、1月29日作業終了時点)が共用プールへ移送済みとなっている。1、2号機取水口間護岸付近で実施されている地下水のウェルポイント汲み上げで、全β放射性物質濃度の上昇が続いていた観測孔No1−16は、100万ベクレル/ℓのオーダーで推移している状況だ。

また、8月に漏えいを起こしたH4エリアタンクの対策では、汚染水に含まれる放射性ストロンチウムの海洋への流出を防ぐため、追加的・重層的対策の1つとして現在、土壌中のストロンチウムを捕集する材料を用いた地盤改良の検討が進められており、2月中にも実証試験を行う予定となっている。これは、米国ハンフォードサイトで実施されている技術で、アパタイトと呼ばれる吸着材を注入することにより、地下水中のストロンチウムを9割程度低減する効果が報告されているほか、国際廃炉研究開発機構にも関連の技術提案があることから、東京電力では、施工実績や効果などを踏まえ、現地への適用性を検討することとしている。

<後略>

写真は施工イメージ

「汚染水対策で地盤改良へ」