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福島第一4号機使用済み燃料移送、残り1回で完了

2014年10月31日

資源エネルギー庁は10月30日、福島第一原子力発電所廃止措置の進捗状況を発表した。

13年11月より開始された4号機使用済み燃料プールからの燃料取り出しは、10月29日時点で、約88%が完了し、使用済み燃料については残り1回で移送を終え、新燃料については6号機の使用済み燃料プールへの移送が12月までに完了する予定となっている。

また、多核種除去設備については、既設、増設、高性能のいずれも、放射性物質を含む水を用いたホット試験が実施されており、10月18日に試験を開始した高性能設備では、同28日時点、約1000立方mを処理している。

廃止措置に関する中長期ロードマップでは、リスク低減のため、可能な限り早期に使用済み燃料プールからの燃料取り出しと、燃料デブリの取り出しが行われるよう、号機ごとに複数のプランをあげ、目標工程や判断条件を掲げていたが、今回、1号機に関しては、これらのプランをもとに、使用済み燃料プールからの燃料取り出しに特化した架構を設置する工法を選択することとなった。東京電力が示した計画によると、検討にあがった他の対応策との比較で、架構を特化することにより早期に燃料を取り出し、プール内に落下したがれきに伴うリスクを低減できるとしているが、使用済み燃料プールからの燃料取り出し開始はロードマップで目標とされていた17年度から19年度に、燃料デブリ開始も20年度から25年度にそれぞれ先送りとなる。

なお、作業環境の改善や、内部被ばくの恐れが低くなっていることなどから、特定の作業を除き、11月4日より、女性従業者の就業エリアが構内全域に拡大することとなった。