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『国際会議IYNC2014参加レポート』

2014年7月30日

 IYNC2014は、国際原子力青年会議(International Youth Nuclear Congress, IYNC)が主催の隔年の国際会議で、第1回が開催された2000年以来、世界各地で開催されています。第8回目となる今回は、7月6日~12日まで、スペイン北部のブルゴス市(首都マドリードからバスで3時間程度)で開催されました。

 主催のIYNCは、世界の原子力産業の若手から構成される国際的NGOで、人類の繁栄のための原子力科学・技術の平和利用の促進や、世代間の知識の継承を目的として、国際会議開催等を展開しています。同会議の大きな特徴は、プログラムの策定や会場の手配、参加者の募集、講師の招聘、資金調達などの運営面の全てを若手が担っていることです。日本の原子力青年ネットワーク連絡会(YGNJ)もIYNCに加盟し、国際会議の運営などに協力しています。

IYNC国際会議開催実績

開催時期 名称 開催地
2000年4月 IYNC2000 スロヴァキア・ブラチスラバ
2002年4月 IYNC2002 韓国・大田
2004年5月 IYNC2004 カナダ・トロント
2006年6月 IYNC2006 スウェーデン・ストックホルム
2008年9月 IYNC2008 スイス・インターラーケン
2010年7月 IYNC2010 南アフリカ・ケープタウン
2012年7月 IYNC2012 アメリカ・シャーロット
2014年7月 IYNC2014 スペイン・ブルゴス

 IYNC2014には、世界34カ国から約380名が参加しました。日本からは講演者を含め、15名程度が参加しました。会議期間中には、通常の学会と同様の技術論文発表に加えて、プレナリーセッション、ワークショップ、パネルディスカッション、カントリーレポートなど、参加者がより積極的に参加できよう工夫がなされていました。ケン・エリス氏(WANO理事長)、ドナルド・R.ホフマン氏(米国ANS会長)、ルイス・エチャバリ氏(OECA/NEA前事務局長)など世界の原子力リーダーが本会議の趣旨に賛同し、講演を行いました。

 また、若手間の人的ネットワーク構築を促進させるためのカルチャー・イベントとして、ワイナリー訪問など開催地の文化や伝統を体感しながら参加者間の交流を促す仕掛けも用意されていました。英語による議論や海外の若手とのコミュニケーションは、日本人参加者にはとても刺激になったと思います。

 今回は、日本の原子力青年ネットワーク連絡会による「福島特別セッション」が開催されました。日本の若手が、以下のテーマで発表を行いました。

(1)山口晃典氏 「デコミに向けての復旧産業について」
 東京電力(株)福島第一廃炉推進カンパニープロジェクト計画部廃炉国際調査グループ 
(2)眞田幸尚氏 「放射線測定と環境回復について」
 JAEA福島環境安全センター
(3)開沼博氏 「社会の再構築と活性化について」
 福島大学うつくしまふくしま未来支援センター
 セッション終了後には、簡単なレセプションを開催し、福島県のお酒やお菓子などを振舞い、参加者との交流を図りました。

 会議期間中に理事会が開催され次回のIYNC2016は、中国の杭州で開催されることが決まりました。

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お問い合わせ先:人材育成部 TEL:03-6256-9315(直通)

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