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福井大学主催による『高レベル放射性廃棄物の処分問題を考えるinふくい』グループ討論型の対話集会を開催

2015年1月27日

一般社団法人日本原子力産業協会(原産協会)では、次の時代を担う人材育成の一環として大学生を対象とした対話集会(意見交換会)を全国で開催しております。

この対話集会では、普段から触れることの少ないエネルギー・環境問題、そして原子力発電をどのように進めるにせよ、解決しなければならない問題である高レベル放射性廃棄物の処分問題についての情報を提供し、学生のみなさんと意見交換する活動を行っています。

2014年12月13日(土)13:30~16:50に、福井県繊協ビル地下ホール(福井市大手)において、福井大学(大学院工学研究科 原子力・エネルギー安全工学専攻)が主催、福井工業大学(工学部原子力技術応用工学科)、福井県立大学、仁愛大学、福井工業高等専門学校および原産協会の共催による『高レベル放射性廃棄物の処分問題を考えるinふくい』と題するグループ討論型の対話集会を開催しました。

このグループ討論型の対話集会では、将来を担う若い世代(大学・高専生)が、未解決の高レベル放射性廃棄物の処分問題について、自ら考えてもらうことを目的として開催し、当日は福井県内の大学生・高専生および教員約40名のみなさんに集まって頂きました。

最初に主催である福井大学大学院准教授の川本義海先生から開会挨拶・趣旨説明を頂き、引き続き原産協会から「市民の間では、高レベル放射性廃棄物の安全性への不安が強く、処分場の目処が立たないこの問題は、将来の世代も含めて議論を深めていくことが必要」、「スウェーデンの事例のように、技術的な観点だけで市民を説得するというやり方ではなく、さまざまな価値観の人たちが参加する議論の場をつくっていくことが非常に大切である」の内容で情報提供いたしました。

この後、学生のみなさんがグループごとに分かれ、意見交換・グループ発表を行いました。グループ発表では、

  • 電気の消費地と原子力発電所の立地地域の考え方の違いを埋めていく議論の場が必要
  • 専門家が技術的な課題を解決していくだけでなく、国民の理解が得られるよう丁寧な議論を積み重ねていくことが必要

などの意見が出されました。
このグループ討論型の対話集会の様子は、地元NHKテレビの“ニュースザウルスふくい”において放映(1分50秒間)されました。

また、グループ討論中に出された学生さんからの感想(一部抜粋)を以下にご紹介いたします。
<学生さんから出された主な感想>

  • 今まで知る事のなかった知識を学ぶことができて良かった。また、人それぞれの考え方、視点などがあり、ユニークな考えも出てきて自分の見識を広げる事ができて良かった。
  • なじみの学科以外の人達との話し合いをすることによって、これまで聞いたことのない、考えもしなかった意見を聞くことができてとても楽しかった。
  • 同じ学生同士で議論をかわす機会は初めてだったが、いろいろな意見を交換することで、自分自身の知識や考え方に広がりを持つことができたと思う。また、このような」対話はより多く開かれるべきだと思う。また参加してみたいと思った。
  • 今ある現実(使用済み燃料が多数ある)を直視して、問題解決と向き合うことの大切さを学び合った。
  • 周りの人達が原子力を専門に勉強していることもあって、ディスカッションの中で少し劣る部分もあったと思ったが、このテーマ・問題というのは一般の原子力を一つも知らない人でも話し合えることであると思い、再度このような話し合いに参加したいと思った。
  • 他の大学の人達との意見を交換するというのは新鮮で、様々な考え方を聞くことができて、有意義な時間を過ごすことができました。

エネルギー・環境問題や、未だに処分場の場所の決まっていない高レベル放射性廃棄物処分の問題については、国民レベルでまだまだ十分な議論が行われたとは言えない状況にあります。原産協会では、このような意見交換を行なう対話集会(今回開催のようなグループ討論型の対話集会も含めて)を、次の世代を担う若者(大学生・高専生など)を対象として、今後も積極的に行っていこうと考えております。

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主催の福井大学川本准教授からの開会挨拶
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原産協会赤坂マネージャーからの情報提供
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5つのグループでの意見交換の様子
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グループごとによる発表
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NHK福井放送局からのインタビュー

以上

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