「持続可能な開発目標(SDGs)達成への原子力の貢献」―世界の原子力産業界団体が報告書を公表

2021年10月29日

一般社団法人日本原子力産業協会

日本原子力産業協会は、10月31日から英国・グラスゴーで開催されるCOP26に先立って、カナダ原子力協会、FORATOM(欧州原子力産業協会)、米原子力エネルギー協会、英国原子力産業協会、世界原子力協会と、国連の定める持続可能な開発目標(SDGs)達成への原子力の貢献について説明した報告書を公表しました。

17のSDGsを達成するために、原子力技術は、貧困撲滅、健康増進、手頃でクリーンなエネルギーへのアクセス確保、雇用創出および経済成長、気候変動対策など様々な分野で貢献できます。各原子力産業協会は、現在利用可能で最も効率的な低炭素電源の一つである原子力は、クリーンで持続可能な社会を築くために多くの役割を担うことが可能であると訴えました。

「原子力は、パリ協定の気候目標を達成しつつ、世界の増大するエネルギー需要を満たすために必要な、クリーンで需要に応じた手頃な価格の電力を供給する。しかし原子力技術はそれだけでなく、17の国連持続開発目標の達成に向けはるかに多くの役割を担い、地球の未来と人類の幸福に貢献する。」

サマ・ビルバオ・イ・レオン 世界原子力協会事務局長

「原子力は、非常に少ない土地を使い大量の低炭素エネルギーを生み出すことができる。少ない土地面積で済むということは、景観への影響を減らすだけでなく、生物の生息地の喪失を減少させることにより、生物多様性の目標達成を支援する。」
イブ・デバゼイユ FORATOM事務局長

「原子力は、3E(エネルギー安定供給、経済効率性、環境持続性)を実現する重要なエネルギー源であり、持続可能な未来に大きく貢献できる信頼性の高い確立された技術である。」
新井史朗 日本原子力産業協会理事長

「先進型および既存の原子炉は、世界中で産業の脱炭素化に貢献する新しい可能性を提供する。クリーンな電力を供給し、資源採掘や重工業を脱炭素化し、再生可能エネルギーと連携し、電気または熱を用いてコスト効率が良くクリーンな方法で水素を製造できるという特徴がある。」
ジョン・ゴーマン カナダ原子力協会理事長

「原子力は、公正な移行に不可欠な、能力が高く高給で長期にわたる雇用を提供する。原子力関連の仕事は、地域社会への貴重な投資を促し、次世代がより良い生活を築くための真の機会を創出する。」
トム・グレイトレックス 英国原子力産業協会理事長

「信頼性の高いカーボンフリーの原子力は、気候目標を達成し、公衆衛生と生活の質を向上させる、クリーンなエネルギーの未来の基盤である。」
マリア・コースニック 米原子力エネルギー協会理事長

報告書概要の仮訳はこちら (PDF添付)

各原子力産業協会首脳のコメントはこちら

報告書本文(英語)Nuclear’s role in achieving the UN Sustainable Development Goals
報告書仮訳
(後日公開)
世界原子力協会(WNA)ウェブサイト
https://www.world-nuclear.org/sustainable-development-goals-and-nuclear.aspx

各原子力産業界団体の詳細は以下のウェブサイト参照:

お問い合わせ先:国際部 TEL:03-6256-9313(直通)

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