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「米国ユタ大学原子炉研修」への職員派遣について(報告)

2017年3月10日

 当協会は2/20(月)から2/24(金)の5日間、岡山大学が米国ユタ大学で試行した「ユタ大学実験用原子炉における実践・実習プログラム」へ人材育成部主任の藤原職員を派遣しました。
 岡山大学耐災安全・安心センターは、2016年度の経済産業省「安全性向上原子力人材育成委託事業」を受けて、「原子力防災・危機管理のための安全技術者育成講座」を開発しています。このユタ大学の研修は、本講座の総合実践演習科目として位置づけられ、IAEAおよび同大学の協力を得てユタ大学原子炉(100kW TRIGA炉)やPCシミュレータを利用したものです。
 今回は試行プログラムということで、日本からは岡山大学機械システム工学専攻の大学院生2名のほか、中国電力と当協会からの合計4名が参加しました。地元のユタ大学およびブリガムヤング大学の博士課程の学生ら約8名も参加しました。
 研修内容は安全文化、プラント概要、過酷事故などの講義のほか、シミュレータ実習、原子炉運転実習、緊急時対応訓練など実践演習にも重点が置かれており、参加者が積極的に参加できるように構成されていました。安全文化やシミュレータのパラメータ挙動については、日米の参加者同士で議論する場も数多く用意され、活発な意見交換が行われました。
 研修に参加することで、米国が過去の事故の教訓を積極的に取り入れて、高い安全文化を構築していることが伺えました。また、原子炉を運転することで得られた実機データとシミュレータ結果を比較することで、原子炉の挙動に対する理解が深まりました。
 講義や議論は英語で行われるため高い英語力は必要となりますが、高度な原子炉の知識や、より高い安全意識を持つ国際人材が養成できる場として有意義な研修プログラムであり、今後の企業・機関の積極的な参加が期待されます。

 

安全体験研修の様子

集合写真

お問い合わせ先:人材育成部 TEL:03-6256-9315(直通)

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