[原子力産業新聞] 2003年6月19日 第2190号 <1面>

[ロシア] ウラジオで原潜解体開始式典 新藤外務政務官ら出席

 ロシア・ウラジオストク近郊の海軍ズベズダ造船所で、7日、日本が協力する退役原潜解体事業の開始式典が行われ、日本から新藤義孝・外務大臣政務官等が参加、ロシア側からは、ベテルニコフ沿海地方副知事、フョードロフ太平洋艦隊司令官らが参加した。

 「希望の星」と名付けられたこの解体事業では、日本からの資金供与により、この夏にも、ロシア極東艦隊の攻撃型(多目的型)退役原潜が、ズベズダ造船所で解体される(本紙6月5日号2面参照)

 新藤政務官は、解体事業を加速するため、「日露の関係者が1つのチームになって取り組む」と強調、「極東ロシアには、まだ40隻の退役原潜が解体を待っている」と今後も積極的に取り組む必要性を強調した。


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