美浜3号機の特別点検が開始

2015年5月18日

 関西電力は、美浜3号機の特別点検を16日より開始した。原子力発電プラントで40年を超過し運転期間を延長する際に必要となるもので、同社の高浜1、2号機に続くケースとなる。
 特別点検は、原子炉格納容器鋼板の目視試験に始まり、原子炉容器の炉心領域の超音波探傷試験、コンクリート構造物のコアサンプル採取による強度確認などを行う。
 1976年12月1日に運転を開始した美浜3号機は、3月に新規制基準に係る適合性審査が原子力規制委員会に申請されているが、運転期間延長の認可申請も40年に達する1年前の2015年12月1日までに行う必要がある。