JAIF出前講座

 原産協会では、大学生および高等専門学校(高専)生など、次の世代を担う若い方々を主な対象として、エネルギー・地球環境問題、原子力発電、高レベル放射性廃棄物処分、放射線に関する正確な情報を提供し、意見交換や質疑応答を通じて、自らの問題として考えてもらうことを目的に、全国の大学、高専などで1コマ(約90分間)の講義を年間45回程度(約2,200名)開催しています。

JAIF出前講座の活動は、2006年から地域のオピニオンリーダー、会員を対象として開始し、2008年からは次世代層に活動を展開致しました。これまでに全国で、延べ476回(うち次世代層383回)開催し、延べ23,747名(うち次世代層21,086名)が参加しました(2022年3月末時点)。

北海道教育大学(対面形式)

北海道教育大学(オンライン形式)

(コロナ禍では対面形式の出前講座だけではなく、オンライン形式での開催も行っています)

  東京都市大学(対面形式)                  熊本大学(対面形式)

【JAIF出前講座参加者の主な感想】 

  • 小学生の頃に原発事故が起き、その当時のテレビの報道などで見かける原発関連のニュースはあまり印象の良くないものばかりであった。今回の講義を通して、改めて原発について客観的な目で見ることができるようになった。これから自分が教師になっていくにあたって、生徒たちに悪い側面だけを教えるのではなく、良い側面も伝え、メタ的に原子力発電について考えていくことができるような指導ができればよいと思った。
  • エネルギーや原子力発電について真剣に考えたことがなかったので大変勉強になった。日本のエネルギー自給率やエネルギー政策、発電方法の特徴や仕組みを知って、エネルギーに対する興味が湧いたと同時に原子力発電に対するイメージが変わった。今後は広く正しい知識を身につけた上で、エネルギー問題を自分事として考えていきたい。今までの私のように、よく知りもせずに原子力発電に対して偏見を持っている人も多いと思うので、今回の講義で得られた知識をまずは身近な人と共有していきたい。
  • 原子力についての講演のほとんどは原子力発電のデメリットを強調するものであった。今回の講演では、データに基づく詳細な知識と、中立的な立場からの見解を聞くことができ、受け入れやすかった。原子力をはじめとした科学技術を取り巻く賛否の意見は、どちらの立場に属するかに重きを置くのではなく、様々な意見をぶつけ、絶えず話し合い検討し続けることが重要であるというお話に、深く共感した。

《本件ご連絡先》 (一社)日本原子力産業協会 地域交流部 TEL:03-6256-9314