秋の叙勲、江田五月氏が桐花大綬章他

2016年11月7日

 政府は11月3日付で秋の叙勲を発表した。桐花大綬章を参議院議長、法務相、環境相、科学技術庁長官などを歴任した江田五月氏が受章。江田氏は1993年4月~94年4月、細川連立政権で科学技術庁長官を務め、原子力研究開発利用長期計画(平成6年)の策定などに関わった。また、2011年1月発足の菅第2次改造内閣で法務相、同年6~9月には環境相も兼任し、福島第一原子力発電所事故後の放射能汚染対策で指揮を執った。

総合資源エネルギー調査会で発言するハムレ氏(2013年10月、=写真中央)

総合資源エネルギー調査会で発言するハムレ氏(2013年10月、=写真中央)

 この他、元経済産業相の直嶋正行氏、元科学技術庁長官の中川秀直氏、元三菱電機社長の野間口有氏らが旭日大綬章を受章した。外国人では、元米国国防副長官で戦略国際問題研究所所長のジョン.J.ハムレ氏が旭日大綬章を受章した。同氏は、震災後のエネルギー基本計画の見直しに際し、総合資源エネルギー調査会にも招かれ、資源小国の日本にとって信頼あるベース電源を確保する「唯一の解決策は原子力」などと主張した。