中国 嶺澳二期工事1号機が初臨界

2010年6月27日

中国の広東核電集団有限公司(CGNPC)は10日、広東省の嶺澳第二原子力発電所で建設中だった2基のうち、1号機が初臨界に達したと発表した。


同炉は、大亜湾原子力発電所および嶺澳原子力発電所一期工事でフラマトム社から導入した90万kW級のPWR技術をベースに、中国が独自に改良を加えた100万kW級のCPR1000型炉。CGNPCによると、確率論的安全分析(PSA)を取り入れて事故発生頻度の低減対策を取るなど、安全レベルの改善が図られているという。


初臨界に達した嶺澳II−1号機の中央制御室

中国 嶺澳二期工事1号機が初臨界