就活生対象・初企画『東京電力×日立製作所 原子力コラボイベント』(オンライン)に開催協力(報告)
9月16日(水)、就活生を対象とした初めての試みとして、電力会社×メーカーの仕事を紹介する「東京電力×日立製作所 原子力コラボイベント」がオンラインで開催されました。日本原子力産業協会は、プログラムの一部で「原子力を取り巻く社会情勢」をテーマとした講演を行うなど、本イベントの開催に協力しました。
開催概要
- 日程 2026年9月16日(水)15:00~18:00
- 形式 オンライン
- プログラム 講演「原子力を取り巻く社会情勢」、東京電力ホールディングス株式会社と株式会社日立製作所それぞれの事業紹介、ブレイクアウトルームを用いた質疑応答など
本イベントは、原子力事業に携わる電力会社とメーカー双方の仕事や役割、働く人の思いを知ってもらい、原子力産業で働くことへの理解を深めてもらうことを目的に実施されました。当日は、量子物理工学や電気電子工学などを専攻する学生31名が参加しました。
冒頭では、当協会職員が「原子力を取り巻く社会情勢」をテーマに講演し、その後、東京電力ホールディングス株式会社と株式会社日立製作所から、それぞれの原子力事業に関する概要説明があり、また、両社がどのように関わり合って仕事をしているかが紹介されました。
両社の社員によるトークセッションでは、「普段どのような業務で関わりがあるか」「お互いの会社にどのような印象を持っているか」をテーマに、普段の仕事における両社の関係について語られました。
電力会社とメーカーという立場の違いはありながらも、実際の仕事では密接に関わっており、「委託元と委託先という関係ではあるが、同じ目標に向かって歩む同志」「走者と伴走者のような関係」との言葉もありました。
また、お互いの印象について、「東京電力は粘り強く取り組んでくださる」「日立製作所は頼もしい存在」といった声が聞かれ、原子力事業が企業の垣根を越えた協力によって支えられていることが紹介されました。
後半には、「廃炉」と「発電」の2つのテーマに分かれ、東京電力と日立製作所の先輩社員との座談会が実施されました。
「廃炉」の座談会では、電力会社とメーカーそれぞれの立場や役割、廃炉プロジェクトの工程、現場での安全管理などについて、学生からさまざまな質問が寄せられました。
東京電力の社員からは、国などとの調整を行いながら全体工程を組み立てていくこと、日立製作所の社員からは、その工程を踏まえて設計や検討を進め、必要に応じて互いに相談しながらプロジェクトを進めていることが説明され、企業それぞれの強みを生かしながら廃炉に取り組む様子が紹介されました。
「発電」の座談会では、原子力発電所の再稼働や安全対策、海外との関わり、若手社員の働き方など幅広いテーマについて意見交換が行われました。
若手社員に求めるものについて、両社の社員が共通して挙げたのが「コミュニケーション力」です。専門的な知識については入社後も研修や学習の機会が多く設けられており、原子力に関する学問を専攻していない方もハードルを高く感じる必要はなく、まずは前向きに学ぶ姿勢が大切とのアドバイスがありました。
安全性についても、「規制で求められる水準を満たせば終わりではなく、その先の安全を追究していく」との考えが示され、「終わりなき安全への挑戦」という言葉も聞かれました。
さらに、若手社員であっても研修や先輩社員からの指導を通じて専門性を高め、技術的な議論や設計に主体的に関わっていくことが紹介されました。
今回のイベントを通じて、学生の皆さんには、電力会社とメーカーそれぞれの仕事だけでなく、立場や会社の違いを越えて協力しながら原子力事業を支える人々の姿を知っていただく機会となりました。
日本原子力産業協会では、今後も学生の皆さんが原子力産業で働く人々と直接交流し、仕事やキャリアについて考えることのできる機会の提供に協力してまいります。
お問い合わせ先:人材育成部 TEL:03-6256-9315(直通)