原子力人材育成ネットワーク 実務段階人材育成分科会活動紹介~建設RXコンソーシアムとの意見交換会を開催~

2026年9月30日

日本原子力産業協会は、原子力人材の育成・確保に向けて産官学が相互に協力する「原子力人材育成ネットワーク(人材NW)」の共同事務局として活動しています。

当協会が事務局を務める人材NW・実務段階人材育成分科会では、各企業・機関に共通する人材育成・人材確保上の課題について、業界全体で連携して解決を図ることを目的として活動しています。

同分科会では、2026年9月1日(火)に竹中工務店を訪問し、建設RXコンソーシアム事務局との意見交換会を開催しました。今回は、原子力分野における実技訓練・人材育成基盤の高度化を検討する上での参考とするため、業界横断的な取組の運営方法や、成果を実用化・普及につなげる仕組みについて意見を交わしました。

建設RXコンソーシアムは、建設業界が直面する人手不足や生産性向上等の共通課題に対応するため、ゼネコン、メーカー、専門工事会社、レンタル会社、IT企業など、多様な企業が連携して技術開発や実用化に取り組む組織で、2026年9月時点で336社が参画しています。

意見交換では、現場の課題を起点として、同じ課題意識を持つ複数の企業がテーマを提案するボトムアップ型の運営について説明を受けました。また、事務局が企業間の調整や活動の場づくりを担う一方、具体的な開発は参加企業が主体となって進めるという役割分担についても紹介されました。

**さらに、**開発した技術を現場へ普及させるため、レンタル・リース会社などが機器の購入・保守や現場への貸出を担っていることが紹介されました。墨出しロボット、照度測定ロボットなど、共同開発の成果が実用化やサービス展開につながっている事例についても説明を受けました。

今回の意見交換を通じて、現場のニーズを起点としたテーマ設定、参加企業と事務局の役割分担、実用化を見据えた関係企業との連携など、業界共通の課題に継続的に取り組み、成果を実用化につなげるための仕組みについて、原子力分野における今後の検討に生かせる知見を得ました。

当協会では、今回の意見交換で得た知見を踏まえ、今後も実務段階人材育成分科会の活動を通じて、原子力分野における人材育成基盤の充実に向けた検討を進めてまいります。

意見交換会の様子

お問い合わせ先:人材育成部 TEL:03-6256-9315(直通)