近畿大学「授業に活かせる中学・高校教員のための原子炉実験・研修会」をオンライン開催

2020年12月14日

 原産協会は、11月29日、近畿大学原子力研究所と共同で、「授業に活かせる中学・高校教員のための原子炉実験・研修会」をオンラ イン開催しました。当初は例年通り夏休み期間に現地での開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染防止のため、今年の研修会はオンライン開催となりました。研修会には、北海道から鹿児島県まで全国7県の中学、高校、高専、大学で理科(物理、化学、電子回路等)や技術などを教えている8名の先生方が参加しました。

 本研修会は先生の放射線教育への支援を目的としており、近畿大学の教員が講師となり、近畿大学の原子炉を使った運転体験(原子炉の臨界、定格出力までの起動操作、制御棒調整、停止操作)、中性子ラジオグラフィ(原子炉からの中性子線を使い箱の中にある物体を透視)といった実習を中心に行われました。参加された先生方からは「ラジオグラフィ実習を中性子線とX線の違いを教える授業で活かしたい」「放射線が身近であることを知り、どのように使われているか、またどのような場合が危険なのかを正しい知識で判断できるようにしたい」など、研修を高く評価する意見を数多くいただきました。

 当協会は、今後とも初等中等教育での放射線・エネルギー教育支援に資する活動を引き続きおこなって参ります。

オンラインによる原子炉見学

お問い合わせ先:人材育成部 TEL:03-6256-9315(直通)