近畿大学にて「授業に活かせる中学・高校教員のための原子炉実験・研修会」を開催
日本原子力産業協会は、近畿大学原子力研究所と電気事業連合会ともに、中学・高校教員を対象とした「授業に活かせる中学・高校教員のための原子炉実験・研修会」を開催いたしました。本研修会は、教員を対象に原子炉や放射線の正確な知識を身に付け、教育現場で活かしてもらうことを目的としており、毎年夏休み期間中に実施しています。
開催概要
- 日程:2026年7月23日(木)~24日(金)、7月28日(火)~7月29日(水)
- 場所:近畿大学原子力研究所
- 参加者:中学・高校・高専で理科系科目等を教える教員 計32名(2回合計)
本研修会の大きな特色である原子炉実習では、近畿大学が保有する日本初の民間・大学設置原子炉(熱出力1W)を使用し、制御棒の調整や臨界調整、停止操作などの運転体験を行いました。同原子炉は約60年前に運転を開始した教育・研修用原子炉であり、熱出力が1Wと小さいことから核分裂生成物の発生が極めて少なく、安全性が高い原子炉として長年活用されています。
放射線についての講習では、ガンマ線・中性子線の測定をはじめ、放射線の通った軌道を可視化できる簡易霧箱の製作、中性子線・X線を用いたラジオグラフィ(透視画像の撮影)などの実習を実施し、放射線の性質や利用について理解を深めていただきました。
参加された先生方からは、「放射線のという⽬に⾒えないわかりくいことを⼦どもに伝えるための⽅法が増えた」「その道の専⾨家の考えや価値観、法律感が反映された知識であるので改めて気づきが多くあり、雑談的内容も含めて⾮常に学ぶべき点が多かった」「細かい実習のノウハウも教えて頂けましたので、学⽣への授業や実習に活⽤し、放射線に対する正しい知識を伝えて興味や関⼼を引き起こしたい」など、多くの高い評価の声が寄せられ、本研修会の有意義さを実感いただく機会となりました。
また、当協会からは「初等中等教育に役立つ放射線教育セミナー 、イベント、教材及び放射線測定器貸出一覧表2026年度」、「原子力エネルギーや放射線、科学を楽しく学びに行きたい!全国52サイト」を配布し、全国各地における様々な放射線教育支援の情報提供を行いました。
日本原子力産業協会は、今後とも初等中等教育における放射線やエネルギー教育の理解促進に向けた支援を続けてまいります。
● 初等中等教育に役立つ放射線教育セミナー 、イベント、教材及び放射線測定器貸出一覧表2025年度
https://www.jaif.or.jp/cms_admin/wp-content/uploads/2026/07/rad_education_list_2026portal.pdf
● 原子力エネルギーや放射線、科学を楽しく学びに行きたい!全国52サイト
https://www.jaif.or.jp/inf/publication/jaif_kengaku2024/



お問い合わせ先:人材育成部 TEL:03-6256-9315(直通)