国際エネルギー機関 (IEA)「2022年版世界エネルギー見通し」(WEO 2022) 概要紹介

2022年12月20日

©IEA

国際エネルギー機関(IEA)は2022年10月27日、年次報告書「2022年版世界エネルギー見通し」(WEO 2022)を発表しました。

IEAのプレスリリースによると、「今回のWEO 2022は、世界的なエネルギー危機がよりクリーンで、より確実な未来に向けた歴史的なターニングポイントになり得ることを示している」と強調し、「初めて各化石燃料の世界需要は、すべてのWEOシナリオでピークまたは横ばいを示し、特にロシアの輸出は、世界のエネルギー秩序が再形成されるにつれ、大幅に減少する」と指摘しています。

原子力については、今後、既存炉の運転期間延長の決定と新規建設プログラムの成功が鍵を握るとし、なかでもNZEシナリオ(ネットゼロエミッションシナリオ: 世界の平均気温を1.5 ℃に安定させ、主要なエネルギー関連の国連持続可能な開発目標(SDGs)を達成する方法を示すもの)では、2020年代に相次ぐ先進国での運転期間延長が世界の排出量抑制に役立ち、さらに2022~2050年に毎年平均2,400万㎾の設備容量が追加されることにより、2050年までに原子力発電容量が2倍以上に増加することが描かれています。

ここでは、WEO2022報告書から、最近のエネルギー状況、公表政策シナリオ(STEPS)、発表誓約シナリオ(APS)、2050年までのネットゼロ排出(NZE)シナリオの設定と各シナリオにおけるエネルギーおよび電力全般の見通しを種々の表を含めて要約的に紹介します。そのなかで、世界の地域別のエネルギー状況と原子力の見通し・役割を詳しく説明し、最後にIEAが推奨しているエネルギー転換(移行)に向けた10のガイドラインを紹介します。約500頁の英文報告書は、図をふんだんに使い興味深い内容となっているので、詳細については、報告書をぜひご参照下さい。

詳細は、以下からご覧下さい。

1. エネルギー概況と3シナリオ

2. 主な調査結果(エネルギーの見通し)

3. エネルギー需要見通し

4. 電力の見通し

5. エネルギー転換におけるエネルギー安全保障強化のガイドライン


※この概要資料はIEA資料を基に当協会が作成したものであり、当協会が本資料に対して単独で責任と義務を負います。本資料は、いかなる形においてもIEAによって保証されたものではありません。

以上

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