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【中国】「第12回中国国際原子力発電産業展示会・第2回世界原子力開発フォーラム」参加概要報告

1.参加趣旨
 中国核能行業協会(CNEA)主催の「第12回中国国際原子力発電産業展示会」が、2017年4月27日(木)~29日(土)の日程で、北京市で開催されました。
 中国では現在、営業運転中の原子力発電所が36基、建設中が20基で、世界の原子力発電開発の中心となっています。こうした中、同展示会は1993年の第1回からほぼ隔年で開催され、中国における原子力関係の重要な国際展示会となっています。CNEAでは、この展示会を最も重要な国際活動と位置づけ、国内外の原子力関係企業に対し出展のプロモーションを積極的に実施しました。前回(2015年)は当協会を含む会員企業4社と「ジャパンパビリオン」として初出展しました。今回は高橋理事長が来賓として開会式に参加し、同じ時期に開催された関連イベントである「第2回世界原子力開発フォーラム」にて登壇しました。

2.開催概要
「第12回中国国際原子力発電産業展示会(The 12th China International Exhibition on Nuclear Power Industry, CIENPI 2017)」
■期日:2017年4月27日(木)~29日(土)
■場所:北京市・中国国際展示センター(China International Exhibition Center)
■主催:中国核能行業協会(China Nuclear Energy Association: CNEA)
○ 協賛:中国商務部(MOFCOM)、中国核工業集団公司(CNNC)、中国核工業建設集団公司(CNEC)、中国広核集団有限公司(CGN)、中国電力投資集団公司(SPIC)、中国華能集団公司(CHNG)ほか
■参加国:フランス、英国、米国、ロシア、スペイン、ドイツ、チェコ、日本、韓国、中国(10カ国)
■出展企業数:約200社
■来場者: 12,000人以上(学生、一般人も入場可)
■概要:13,650平米もの広い展示場で、中国の原子力メージャープレーヤーをはじめ多くの国内外の原子力関係企業が集結し展示を行いました。フランス、英国、チェコ、韓国などの国は、一体感をもってパビリオン形式で参加していました。日本からは三菱日立パワーシステムズおよび日立アロカメディカル二社が出展し、模型や映像を通じてそれぞれの最新技術をアピールしていました。中国国産の「華龍一号」、新型加圧水型軽水炉CAP1400、高温ガス冷却炉、多目的小型モジュラー炉などの第三世代の原子力発電技術の成果発表が今年の展示会のハイライトでした。その他、今年初めて設置された「第四世代の原子力技術エリア」では、中国の第四世代国際フォーラム(GIF)や研究炉の研究成果が初披露され、中国の野心と進歩を強く感じました。

「第2回世界原子力開発フォーラム (World Nuclear Energy Development Forum) 」
■期日:2017年4月28日(金)
■場所:北京ラディソン・ブルー・ホテル
■講演:中国、チェコMPO、露ROSATOM、日本原産協会、フランスEDF、韓国KAERI、台湾NuSTA、IAEA、OECD-NEA、WNA、WANOなど
■参加者:中国政府高官や国内外の原子力関係者約230人、メディア20社
■概要:今年のフォーラムは、前回と比べて講演内容も幅広く、高橋理事長をはじめ、国内外の原子力産業界の代表26名が、世界の原子力発電の現状や今後の発展戦略について発表、活発に意見交換を行いました。キーノートセッションでは、IAEAハン原子力エネルギー局長やOECD-NEAマグウッド事務局長、チェコ産業貿易省のL.コヴァチョフスカ副大臣(今年原産年次大会の登壇者)が、COP21に基づく地球温暖化目標達成(2℃目標)に向けて今後の原子力の役割と課題について講演を行いました。また、「原子力安全」がテーマのセッション3では、WANOやWNAによる紹介のほか、高橋理事長より日本の原子力発電と福島の現状、事故の反省を踏まえた安全対策や今後の課題などを紹介し、生で日本の状況をなかなか聞く機会がない中国の参加者から、非常に注目を浴びました。他のセッションでは、中国の5ヵ年計画、中英協力、パブリック・アクセプタンスについて、パネルディスカッションなどの形式で行われました。

3.その他
CNEAとの会合
■期日:2017年4月27日(木)
■出席者(CNEA側):張廷克事務局長、龍茂雄副事務局長、常冰国際部長
■概要:当日開催されたCNEA総会における正式発表により、役員の人事異動のお知らせがありました(*理事長:張華祝氏→銭智民氏、事務局長:馬鴻琳氏→張廷克氏)。この人事異動に対し、高橋理事長はお祝いの言葉を述べるとともに日中間の協力の重要性を強調しました。一方、張事務局長より、視察団やセミナー(東アジアフォーラムなど)を通じて、両協会および東アジア地域の協力を強化していきたい旨が述べられました。

*銭智民氏:中国核工業集団公司(CNNC)社長/張廷克氏:元華能集団公司(CHNG)副社長

お問い合わせ先:国際部 TEL:03-6256-9313(直通)