東アジア原子力フォーラム事務局会合の開催について

当協会は、1月29日に「東アジア原子力フォーラム事務局会合」をオンラインで実施しました。

 本会合は中国核能行業協会(CNEA)の提案により行われ、当協会、韓国原子力産業会議(KAIF)、台湾核能級産業発展協会(TNA)の4機関から合計約15名が参加しました。福島第一原子力発電所ALPS処理水に関する質問事項への回答や、2021年の活動計画などの情報共有を行いました。

 前半のセッションでは、当協会から、中国、韓国、台湾の関心の高い処理水に関する理解促進に向け協力するためにも、原子力産業を代表する組織同士の有意義な情報交換にしたいと発言したうえで、中国、韓国、台湾の各機関より事前に質問のあった福島第一原子力発電所ALPS処理水に関する事項に対して、東京電力をはじめとする日本国内の関係機関にご協力いただいて確認した内容を当協会より報告しました。また、後半のセッションでは、各機関の2021年活動計画が報告され、当協会からも国内および海外との機関における国際活動計画を共有しました。

 本会合においては、ALPS処理水に関する質問事項への回答について、各機関から「非常に詳細で包括的な内容であった。」との評価を受け、一様に満足の意が示され、CNEAからは、「本会合は4機関の協力のおかげで実現し、非常に有意義なものになった。特にJAIFの準備した処理水に関する回答については感謝申し上げたい。今後も活動計画に沿って東アジアフォーラムでの交流を深めていきたい。」との発言がなされました。

 当協会としましては、今後も日本の原子力産業のプレゼンス向上に資すると同時に、東アジア近隣諸国・地域の専門家との情報交換・交流を通し、福島の正しい姿が認識され、原子力の安全向上への取組みの知見共有と風評被害の払拭に取り組むなど、引き続き理解促進活動を行って参ります。

 

東アジアF各機関出席者

JAIFでの会合参加の様子

お問い合わせ先:国際部 TEL:03-6256-9313(直通)