『Nuclear for Climate』ネットゼロには原子力が必要

2021年3月17日

2021年11月に英国・グラスゴーで開催されるCOP26(第26回国連気候変動枠組条約締約国会議)に向け、『Nuclear for Climate』(N4C)は、「ネットゼロには原子力が必要」と題したポジション・ペーパーを先日発表しました。

N4Cは、世界中の150以上の原子力協会や原子力学会により、原子力専門家と科学者が結集した草の根イニシアティブであり、2015年12月に開催されたCOP21(パリ協定)に向けて立ち上げられて以来、原子力が気候変動の緩和に貢献し、持続可能な社会の構築に大きな役割を果たすという認識を高めるため、多くの政策決定者や公衆と話し合うことを目的として、いくつかのポジション・ペーパーを発信し、過去5回のCOP会議を中心に様々な理解活動を行ってきました。

N4Cは、クリーンで持続可能で豊かな低炭素の未来を実現するというビジョンを持ち、原子力エネルギーと再生可能エネルギーの協調を推進して、2050年までに世界がネットゼロを達成するべく取り組みを加速することをミッションとしています。今回のポジション・ペーパーは、ネットゼロには原子力が必要である理由を以下の通り訴求しています。

◆原子力は実証済みの有効な低炭素エネルギー源である。
◆原子力は今利用することができ、規模を拡大でき、すぐに展開することができる。
◆原子力は柔軟かつ手頃なクリーンエネルギー源である。
◆原子力は単なる低炭素電力以上のものをもたらす。
◆原子力は包括的で持続可能なグローバル開発を支える。

N4Cポジション・ペーパーの詳細はこちらをご覧ください。
英語原文(2021年10月31日更新)
日本語訳(2021年10月31日更新)

また、上記ポジション・ペーパーの発表と同時に、今年N4Cは#NetZeroNeedsNuclearという新しいキャンペーンを開始しました。ソーシャルメディアを通じて署名活動やクラウドファンディングが行われており、一人でも多くのN4C賛同者にキャンペーンスローガンを拡散していただきたく、ぜひご協力ください。

詳しくはキャンペーンホームページをご覧ください。
*Nuclear for Climate(N4C)関連活動の詳細は、下記ページをご覧ください。
https://www.netzeroneedsnuclear.com/

*N4C関連活動の詳細は、下記ページをご覧ください。
https://www.jaif.or.jp/internationalmenu/climate/

以 上

お問い合わせ先:国際部 TEL:03-6256-9313(直通)