「アジア若手原子力シンポジウム2022」における運営協力の実施

 原産協会は、2022年7月10日(日)~11日(月)の二日間、内閣府原子力委員会と日本原子力学会若手連絡会・学生連絡会が共催した「アジア若手原子力シンポジウム2022」において運営協力を行いました。オンライン形式で開催された本イベントでは、アジア諸国の若手研究者、技術者、学生を対象とし、原子力利用、放射線利用及び核セキュリティに関するディスカッション、ワークショップなどが行われました。当協会は一昨年に内閣府と連携し「原子力技術研究に関する日インドネシア共同シンポジウム」の開催を支援しましたが、今回も当協会のこれまでの豊富なオンライン会議運営の実績と経験を生かして円滑に本イベントをサポートしました。

 開会セッションでは初めに、原子力委員会の上坂充委員長、タイ原子力研究所のタワチャイ・オンジュン所長より開会挨拶が行われ、 続く基調講演では、福島第一原子力発電所の廃炉の現状や、産業界による研究開発状況、基礎基盤研究による廃炉の進展について3名の専門家より説明が行われました。

 その後の日本原子力学会若手連絡会・学生連絡会による分野別セッションでは、4名の専門家より、原子力・再生可能調和型エネルギーシステム、2060年インドネシアゼロエミッションのための原子力の貢献、原子力を支える基盤技術、放射線利用についての発表が行われた後、各グループに分かれ、カーボンニュートラルと原子力、放射線利用をテーマにディスカッションが行われました。

 2日目後半の日本原子力研究開発機構核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(JAEA/ISCN)によるワークショップでは動画を用いたケーススタディやグループディスカッションが行われ、活発な意見交換がなされました。

 今回は日本を含むアジアを中心とした11か国の大学・研究機関・原子力関連企業などから218名の参加申し込みがあり、盛況の中、無事終了しました。

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https://www.jaif.or.jp/journal/japan/13870.html

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