中国電力島根1号機が廃止、国内の原子力発電プラントは計43基に
中国電力の島根原子力発電所1号機が4月30日に廃止された。同機は、1974年3月に営業運転を開始し、これまでの総発電電力量は約1000億kWhに上っている。
島根1号機は、27日に廃止された関西電力美浜1、2号機、九州電力玄海1号機、日本原子力発電敦賀1号機とともに、運転期間が40年に達する高経年炉として、7月までに運転期間延長可否の取り扱い判断を行うことが求められていたが、安全対策に要する投資、期間などを勘案し、3月に廃止が決定した。これら5基の廃止により、国内の原子力発電プラントは計43基となった。
なお、島根原子力発電所については、2号機が新規制基準適合性に係る審査が進められており、3号機が建設中となっている。