温室効果ガス排出26%削減案了承 地球温暖化対策推進本部

2015年6月2日

 第29回地球温暖化対策推進本部が6月2日に開催され、「2030年度の温室効果ガスの排出量を26%削減する」とする日本の目標案が了承された。今後パブリックコメントなど必要な手続きを経て、7月中~下旬に約束草案が国連に提出される。
 安倍首相は、「国際的に遜色のない野心的な目標」であるとし、徹底した省エネルギーと再生可能エネルギーの最大限の導入等を進めつつ、原発依存度を可能な限り低減させるという具体的な対策や技術の裏付けのある数字だと言及。「電力コスト引き下げ」、「震災前の水準を上回るエネルギー自給率」、「欧米に遜色のない温室効果ガスの削減」の三つの要請を実現していくとした。また、6月7日と8日にドイツで開催されるG7サミットでは、温室効果ガスの野心的な削減目標についての日本の考え方をしっかりと説明すると強調した。