韓国の輸入規制、WTO協定で協議行うも撤廃の見通し立たず

2015年6月26日

 韓国による日本産水産物の輸入規制の撤廃を求めるWTO協定に基づく二国間協議が6月24、25日、ジュネーブで行われ、規制の科学的・法的根拠について事実関係を聴取したものの、韓国側からは規制の撤廃に向けた見通しは示されなかった。
 福島第一原子力発電所の汚染水問題を受け、日本産水産物の輸入規制を強化している韓国に対し、日本は5月21日、早急な解決を求め、WTO協定に基づき協議を要請した。WTO協定では、貿易を巡る紛争解決に際し、当事者間の協議をWTO小委員会に付託するのに先立ち行うこととなっている。