伊勢志摩サミット外相会合 広島市で開催決定

2015年6月26日

 岸田文雄外相は6月26日の会見で、伊勢志摩サミットが2016年5月26日から27日まで開催されることが閣議決定したことを受け、外務大臣の下に「外務省伊勢志摩サミット準備会議」を設置したと発表した。外相大臣会合が行われる自身の出身地広島市について、原爆投下から蘇った「平和」と「希望」の象徴であることから、主要国の外務大臣が胸襟を開いて率直に議論し、世界の平和、繁栄、そして未来への希望の想いを発信する場として相応しい開催地だとの考えを示した。サミット成功に向けて関係省庁及び三重県、広島県、広島市といった開催地の自治体とも連携しつつ、全力で取り組むとした。
 岸田外相は5月にニューヨークで開催された2015年核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議でも、世界の政治指導者による広島と長崎の被爆地訪問を最終文書案に盛り込むことに尽力した。