BWRの新規制基準審査で、4社から資料提出スケジュールを聴取

2015年7月9日

 原子力規制委員会の審査会合は7月9日、BWRが新規制基準の適合性審査途上となっている4電力より、審査資料の準備状況を聴取した。
 BWRは現在、7社10基(建設中の電源開発大間発電所を含む)について、新規制基準適合性審査の申請が出されており、これまでのところ、論点を同じくするプラントで合同審査も行われているが、いずれも「審査書案」の取りまとめには至っていない。今回、審査に要する資料提出スケジュールを聴取したのは、東北電力女川2号機、東京電力柏崎刈羽6、7号機、中国電力島根2号機、中部電力浜岡4号機の4社5基。聴取を受け、プラント関係の審査を担当する更田豊志委員は、PWRのように、大きな論点をクリアしたプラントに集中して審査を進める「優先炉」の選定はしない考えを述べたが、今後の進捗状況から、5基の中から先行して審査するプラントが自ずと絞られてくることを示唆した。