福島の未利用モモによる新商品開発など選定 ハンズオン支援事業

2015年7月15日

 復興庁は7月14日、今年度の被災地域企業新事業ハンズオン支援事業(企業連携プロジェクト支援事業)の選定結果を発表した。同事業は2012年度より開始した取り組みで、これまでに24件を支援。2015年度は15件が選ばれた。民間企業出身の復興庁職員やシンクタンクなどが被災地復興に資する事業の立ち上げに対し、助言・指導にとどまらず、企業等とともに事業化を推進し、大学や経済団体などで構成されるアドバイザリーボードが事業進捗の助言を行っていく。
 福島県からは、コドモエナジー(川内村)の「有田焼400年の伝統技術を応用した高輝度蓄光建材「ルナウェア」販路開拓事業」、磐城高箸(いわき市)の「いわき産杉の間伐材を利用した新商品開発事業」、イノベーション農業福祉研究所(いわき市)の「次世代農業技術を“いわき”複合型農業福祉構想の立ち上げ事業」、相馬ガス(南相馬市)の「相双地域における石油代替エネルギー供給ビジネスの立ち上げ事業」、ファーメンステーション(桑折町)の「福島県の未利用モモを利用したアルコール発酵(モモのエタノール)による新商品開発事業」が選定された。