原電、東海発電所の低レベル廃棄物埋設で許可申請

2015年7月17日

 日本原子力発電は7月16日、廃止措置中の東海発電所で発生する低レベル放射性廃棄物のうち、放射能レベルの極めて低いものの埋設施設(L3埋設施設)の設置に関し、茨城県と東海村に安全協定に基づく計画書を提出するとともに、原子力規制委員会に事業許可申請を行った。埋設する廃棄物の総重量は約16,000トンと見込まれており、同社では規制委員会の許可を得て2018年度中の操業開始を目指すとしている。
 L3埋設施設は発電所近隣の社有地に建設され、地表から4メートル掘削し、15メートル×8メートルごとの区画を計55か所設ける。施設全体の大きさは約80メートル×約100メートル、最大埋設能力は約26,400立方メートルとなる。